
デイサービス「しあわせのき」について
ごあいさつ
デイサービス「しあわせのき」施設開設のきっかけは、実母の認知症のため、在宅介護をしてきた経験からになります。
在宅にて7年間介護しましたが、その最愛の実母は残念ながら他界しました。しかし、その悲しみの中でも介護をしてきた経験と後悔、そしてガランとしてしまった自宅の一階を社会へと活かせないものかと思い、「しあわせのき」を設立する決意へと結びつきました。長年、私の在宅介護をサポートしてきました、夫の小柳がその決意に賛同し、他にも認知症の在宅介護関係者のサポートもあり、設立へのスタートとなりました。横浜市港北区等、地域の皆様方のご利用を心よりお待ちしております。
株式会社どらせな 代表 小柳 節子
デイサービス「しあわせのき」介護の方針
認知症の高齢者の介護は病気の特性ゆえ、健常者の持っている常識は通用しません。
出来ること・出来ないこと、生活のリズム、好き・嫌いなど個々人々で異なります。認知症の高齢者は皆、病気の進行に対して恐怖し、怒り、悲しみ、悩み、そして迷いながらも一生懸命に生きています。彼らに対して我々が出来ることは多くありません。が、そのような気持ちに共感して寄り添い、出来ないことはサポートし、大怪我や命にかかわる事故から守ること、自分で生きる力を応援すること、などを徹底して守り抜いていきます。「歩く」「食べる」「しゃべる」「排泄する」「笑う」「怒る」「泣く」そんな『生きる』力を大切にすることで、老いていく中でも眼の光を失わずにいてくれることを願っています。ここにいていいんだ、そう思ってもらえる中で、「しあわせのき」に預けている間、ご自宅で介護している家族が、少しでもご自身の時間を取り戻してもらえるようサービスしてまいります。
私達は何時に何を行わなければならない形の均一なサービスは提供しません。
極力個人の生活リズムに合わせ、その中で入浴やリハビリ、レクレーションを行っていきます。ですが、食事の時間だけは、みんなでワイワイ食べるのは楽しいこと、食べるスピードは個人にあわせますが、一堂に会する楽しい時間とします。また、毎日どのようなリズムで生活しているのか?好きなこと・嫌いなことは何か?持病や投薬状況はどうか?排泄リズムはどうか?喜ぶポイント、怒るポイントはどこか?どんな幼年期を送ってどんな学生でどんな仕事をしてきたのか?その人の歴史を知ることもとても大切なことだと考えます。